あっぽらかっぽら

生まれたのは宮城県の三方海が見渡せる田舎の町。
中学卒業してバスで2時間かかる(ちなみに船だと1時間半)小都会の高校に進学。家から遠いので小都会に下宿生活。
初めは真面目に学校通ったが3年生ともなると学校サボって街をぶらぶらとほっつき歩く日々。そんな当てもなくぶらぶらしてるのを俺の地方では「あっぽらかっぽら」と言う。

毎日のようにあっぽらかっぽらしてる俺を嬉しいことに女子中学生が見初めてくれた。
女子中学生は名前も知らないあっぽらかっぽら少年を「アッポ君」と命名
「今日アッポ君見たよ!」と仲間内でキャーキャー騒いでいたそうで、思えばその時が俺の人生で一番(唯一?)モテた時期かも?
ふとしたきっかけで後日その女子中学生に会うことになりその話を聞きなんとも嬉しかったなあ。
そしてアッポ君とは、なんともナイスネーミングだこと。
大いに気に入った俺は後年酒場のボトルに「APPO」などと書いたりしてね。

毎日のように街をあっぽらかっぽらしてたあの日々。あの自由な日々が懐かしい。
もう45年も前の話です。今俺は63歳。元々書くことは好き。好きなことを自由に書いてみたい。
一応ちゃんと人並みに仕事もしたし子孫も残せたし、これからちょっとあっぽらかっぽらとここのブログ世界を歩いてみたい。
読んでいただけるような物は書けない。読んでもらわなきゃという気持ちも無い。

でも一人でも読んでくれたらきっと嬉しいだろうなあ。
久しぶりに書くのが楽しみ、という気持ちになってます。さあ、あっぽらかっぽらしよう。