家出して橋の下で野宿した話

高校3年の夏の終わりに家出して1週間橋の下で野宿したことがあります。ま、その頃は寮に入ってたので正確には家出ではなく“寮出”と言うべきですが。行き先は決まっていました。 福島県の郡山です。なぜ郡山に行ったかというと、その年の夏休みに「郡山ワンス…

知らないおじさんとの同居生活

初めての下宿先は結局半年ほど居て新しい下宿先に引っ越しました。出ていくしかなかったのです。下宿先のおばちゃんと顔を合わせると、うちじゃろくなお世話が出来ないからいい所有ったら移っていいんだからねってなことばかり言う。 なんでそんなこと言うん…

下宿先ではつかねずみを飼う

高校に入学して最初に下宿した先はごく普通の一般家庭です。 1階が茶の間と夫婦の寝室で、2階が二部屋有って一部屋がそこの家の当時中学生だった一人息子の部屋。そしてもうひとつある6畳間が俺にあてがわれました。勉強机と引き出しが4つある安いタンス、布…

昭和47年「青春の詩」

昭和47年、15歳で親元を離れ宮城県の小都会の高校に進学。 他人の家での下宿生活にもすぐに慣れ、さっそく街をあっぽらかっぽらと歩き回る日々。当時、洋楽ポップスやロックミュージックに興味を持っていた俺は「音楽喫茶」という看板を見つけ中に入ると大音…

あっぽらかっぽら

生まれたのは宮城県の三方海が見渡せる田舎の町。 中学卒業してバスで2時間かかる(ちなみに船だと1時間半)小都会の高校に進学。家から遠いので小都会に下宿生活。 初めは真面目に学校通ったが3年生ともなると学校サボって街をぶらぶらとほっつき歩く日々。…