昭和47年「青春の詩」

昭和47年、15歳で親元を離れ宮城県の小都会の高校に進学。
他人の家での下宿生活にもすぐに慣れ、さっそく街をあっぽらかっぽらと歩き回る日々。

当時、洋楽ポップスやロックミュージックに興味を持っていた俺は「音楽喫茶」という看板を見つけ中に入ると大音量のロックが掛かっていて、合間にDJなる人が曲紹介をしている。ラジオで聞いていたオールナイトニッポンの「ゴーゴーゴーズオン」の糸居五郎ばりの軽快な口調に心踊り感動。

なんかかっこいい。覚えているのはサンタナの「ブラック・マジック・ウーマン」やフリーの「オールライト・ナウ」。
他は知らない曲だったが間接照明で照らされた店内でコーヒーをすすりながら大音量で聴くロックはたまらなく青春だったな。


🎵喫茶店に彼女と二人で入り、コーヒーを注文すること、ああそれが青春🎵


吉田拓郎が唄う「青春の詩」の世界がそこにあった。
もっとも彼女と二人でなく一人だけの青春ではあったが。
彼女と二人で入りコーヒーを注文するようになるのはもう少し経ってからでした。
今から48年も前のことです。



青春の詩 吉田拓郎